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私は現下の参議院の状況を見て、我が国の議会制民主主義は危機に直面していると考える。
「郵政民営化法案」は参議院の郵政特別委員会での審議が本日で議了することとなったが、全国民がこの法案の行方を注視している。小泉首相はこの法案が廃案、または継続ならば衆議院を解散すると繰り返し述べている。また、党執行部は解散を回避したいがためにこの法案に賛成するよう、自民党所属議員に対し強引な説得工作を行っているが、参議院での審議を通じていまだ数多くの問題点が指摘されているところである。
当然のことではあるが、私は郵政を始めとする我が国の構造改革は必要であると考えている。
このように解散・総選挙をちらつかせ、真の議論を封殺するようなことは、「再考の府」とも言われる参議院の自由な審議権や独自性を無視し侵害するものであり、二院制を形骸化させ、議会制民主主義を崩壊に導くものであると考える。郵政法案の中身の良し悪しから離れた理由を以って結論を出させられるようでは、立法府は行政府の単なる追認機関となってしまう。
私は、国民生活と国益、そして議会政治を守り、二院制の下での参議院の使命を充分果たすことこそが重要であると考える。
こうした議会制民主主義の危機的状況に臨んで、今こそ参議院議員一人ひとりが良識と自らの信念に従って判断し行動すべきであると考える。
2005年8月5日記者会見 |